グラビアアイドルの戸田れいが「クラウドファンディングで写真集をつくりたいので、応援よろしく」と言っている。「よ〜し、おじさんドンっと応援しちゃうぞ」ってことよりも「ふーん、そういう時代になったのね」と感心しちゃってるおじさん、なのである。
おいおい、いまさらそこに感心するのかよってことなんだろうが。
34歳になり世間的には「え? まだグラビアやってるの?」とか色々言われてきた年齢でありますが……、と、本人が書いている。
そういう嘆きは「グラビアアイドル」って肩書きのせいかもしれない。ピチピチとかプルプルとかボンボンみたいな「グラビアアイドル」は、年齢を重ねると、そこで勝負ができなくなる。「なのに、まだやってるの?」って言われてしまう、と、本人が気にするわけで……。
そういう34歳の戸田れいの女ゴコロみたいなものをしっかりと受け止めて、新しいビジュアル世界を提案できるグラビア編集者が必要なのだね。ピチピチとかプルプルみたいなことだけがセクシーってことじゃないから。色気、色っぽさ、艶ってものは、30代からでしょう? だから、れいちゃん、こういうカメラマンでこういう写真を撮ろう!
なんてことは、いまや、編集者なんて必要なくて、クラウドファンディングで応援してくれるファンのみなさんの「声援」に現れるのかな? 現れるんだろうなぁ。
「年々紙媒体は売れなくなってきて、写真集を出すには色んなリスクを背負わないといけなくなってきました。(露出面とか)それでもやっぱりわたしはデジタルではなく、本として自分の納得が出来る内容の写真集を出したいと思い」
なんてことを戸田れいは言うわけである。えらいなぁ。紙の写真集って、やっぱりいいもんですよ。紙の手触りとかぬくもりとか。そして撮影したカメラマンやモデルとしては「これで勝負」という決意とか。どんどん更新していけるデジタルとはまったく違う緊張感が紙の本にはあるわけでね。
なので、私は、戸田れいのクラウドファンディングを応援したいと思うのである。と、オチはそこ?